野菜を食べて、水分を摂って、運動をして・・・。腸内環境を改善していくための手段には様々な方法があります。
ただその手段が合うか合わないかは人それぞれ。
だからこそ「うつ伏せゴロゴロ体操」も手段の一つに加えてみてください。選んだ手段がマッチするかどうかは、やってみないとわかりませんよね。
どうしてうつ伏せが腸内環境の改善につながる?
腸はとても複雑な形をしています。お腹の中で大きく広がり、小腸は複雑に折りたたまれた状態になっています。
たとえば「便秘にはマッサージが効果的」と聞いたことのある方も多いかと思います。
ただ広範囲にある腸を手でマッサージするのは、実はとても難しいことなんです。
そこでオススメなのが「うつ伏せゴロゴロ体操」。うつ伏せをしてゴロゴロと寝転がることで全体的に腸を刺激し、ぜん動運動を活発にすることができますよ。 |
溜まったガスを排出する効果も
腸にはたくさんのガスが溜まっているのですが、そのガスは食べ物を分解する過程で発生します。
お通じが滞りがちの人の腸内には「悪玉菌」が多く潜んでいるため、ニオイのキツいガスが発生しやすい環境。
ガスによってお腹が膨らむと、ぜん動運動や消化吸収など、腸の働きが弱くなってしまうんですね。また、長時間溜まったガスは口臭や体臭となって排出されることもあります。
そうならないためにも、ガスは早めに出すことが大切です。うつ伏せゴロゴロ体操を行うことで、腸内に溜まった便とガスをスムーズに排出することができますよ。
うつ伏せゴロゴロ体操の方法
うつ伏せゴロゴロ体操はとっても簡単。やり方は以下の通りです。
- フローリングや畳などの床にうつ伏せになり、10分間保つ
- うつ伏せを保ったまま、1分間振り子のように左右にゴロゴロ転がる
たったこれだけでOK。腸を刺激するためには、ベッドよりも硬い床や畳が効果的です。これなら子供も楽しんで行えるので、子供の腸内環境改善にもオススメですよ。
うつ伏せゴロゴロ体操を効果的に行うために、以下のポイントにも注意しましょう。
- お腹が温まってるお風呂上がりに行う
- 胃腸が働きやすい就寝前に行う
- ゴロゴロする時は全身を使ってゆっくりと動かす
これらのポイントを意識して体操するだけで、腸内に溜まったガスが排出され、ぜん動運動が促されます。ただし、腰痛のある人は無理に行わないようにしてくださいね。
ボールや枕を使って効果アップ!
うつ伏せになった時、お腹の下にボールや枕を入れるのも効果的です。ボールや枕を入れることで腸がより刺激されるため、ぜん動運動の活性化に繋がりますよ。