牛乳は腸内環境にも嬉しい効果があるんです!牛乳といえば、「背が伸びる」「骨が丈夫になる」というイメージがありますよね?カルシウムが豊富なことでよく知られています。
この記事はなぜ牛乳が腸内環境に効果的なのかを見ていきましょう。
2つの成分が便秘に嬉しい!
牛乳には「ラクトース」と「オリゴ糖」の2つの成分が含まれています。
ラクトース
ラクトースとは乳糖のこと。腸内で善玉菌を増やす働きがあるため、腸のぜん動運動が促され便通が改善されます。
※ぜん動運動とは収縮運動のことをいいます
オリゴ糖
オリゴ糖もラクトース同様、腸内の善玉菌を増やす働きがあります。善玉菌が増えることで腸内環境が整い、健康な便が出るようになります。
牛乳は朝飲もう!
牛乳を飲むベストなタイミングは朝!朝起きたら、冷えた牛乳を一気に飲むのがベストです。冷たい牛乳を飲むことで胃腸が目を覚まし、朝の便通が良くなりますよ。
冷たい飲み物で胃腸の調子が悪くなる方は、常温の牛乳でもOK。また、夜眠れない時にホットミルクを飲むのも◎。ホットミルクには、快眠効果のあるセロトニンという成分を分泌する働きがあります。
そして整腸作用のあるオリゴ糖が、翌朝の便通を改善してくれるのです。
牛乳を飲むとお腹を下してしまうんだけど…
牛乳を飲んでお腹を下してしまった経験はありませんか?牛乳で下痢をしてしまう人は少なくありません。これは牛乳に含まれる乳糖が原因。「乳糖不耐症」といって、乳糖を消化する酵素の少ない方は、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてしまうんです。
お腹を下す=便秘解消ではない!
お腹を下すと便が出るため、一見「便秘が解消した」ように感じますよね?しかし、下痢のほとんどは水分。便秘改善効果はありません。
それどころか下痢と一緒に必要な腸内細菌まで排出してしまうことになります。下痢って良くないんですね。そのため乳糖不耐症の方は、無理に牛乳を飲まないようにして下さいね。
牛乳に○○を加えて腸内環境改善!
そのまま飲んでも美味しい牛乳。ですがそんな牛乳に、あるものをプラスすることで整腸作用を高める働きがあります。
1.きな粉
きな粉には食物繊維がたっぷり。しかも水溶性と不溶性のどちらもバランスよく含まれているので、牛乳との相性バッチリなんです。混ぜて飲んでも美味しいですよ。
2.ピュアココア
ココアもきな粉と同じく、食物繊維たっぷり。さらにミネラルも豊富で牛乳と相性抜群です。そしてココアに含まれるリグニンは、便のニオイを消す効果も期待できます。
3.青汁
おすすめなのが青汁。青汁はビタミンやミネラル、食物繊維など様々な栄養がバランスよく含まれています。そして意外にも牛乳との相性がよく、混ぜて飲むことで抹茶オーレのような味に仕上がります。
青汁が苦手な方や初めて青汁を試してみたい方にも、苦みやクセが緩和されるのでオススメですよ!