便秘は便がたくさん溜まっている状態をイメージしますよね?でも腸内に便が溜まってなくても便秘になることがあります。
今回は便がないのに便秘になるメカニズムをご紹介します。
とにかくお腹が張る!その正体は腸内ガス!?
私も長く苦しめられたお腹の張り。お腹が張るのは便が溜まっているせいだと思い続けていました。
しかし、腸のレントゲンを撮って初めて、お腹の張りの原因が「腸内ガス」だったことを知ったのです。
腸内ガスとは簡単に言えばオナラのこと。ガスが発生してもオナラとして排出されればいいのですが、外に出ずに腸内にとどまり続けてしまう場合もあるんです。
腸内にガスが溜まることで腸が膨らみ、お腹が張ったように感じるのですね。
なぜガスが発生するの?
腸内ガスが発生するのには、いくつかの理由があります。
1.体質
ガスが溜まりやすい人と溜まりにくい人は、体質によって異なります。また、運動不足やずっと同じ姿勢を続けているような場合もガスが溜まりやすくなってしまいます。
2.腸内細菌
ガスが発生する原因の一つが腸内細菌。食べ物を分解する時にガスが作られるのですが、腸内細菌自体は悪いものではありません。
3.飲み込んだ空気
私たちは意識しない間にたくさんの空気を飲み込んでいます。空気はゲップやオナラとなって排出されますが、排出されずに腸内に溜まってしまう場合もあります。ガムを食べたり炭酸飲料を飲んだりすることも、ガスが発生する原因に。
腸内ガスは腸の働きを弱める!
腸内ガスが溜まると、便が詰まっていなくても便秘のような状態になってしまいます。ガスが溜まり腸内が膨らむことで、腸のぜん動運動が弱まってしまうんですね。
便秘のような状態になってしまうのは、ガスで腸の働きが悪くなることが原因だったのです。
とっても簡単な解消法があった!
では、腸内に溜まったガスを排出するにはどうすればいいのでしょうか。実はとっても簡単な解消法があるんです。その簡単な解消法とは「ゴロゴロ体操」。
名前の通り、ゴロ寝をするだけでガスによるお腹の張りを改善することができます。
ゴロ寝をすることで腸全体を圧迫することができ、溜まったガスを外に出すことができるんですよ。また、ゴロゴロと転がることで腸の溝に溜まったガスまで押し出すことが可能に。
お腹の張りを感じたら、テレビを見たり本を読んだりしながら行える「ゴロゴロ体操」を実践してみましょう!
>>うつ伏せでお腹スッキリ!腸内環境の改善に役立つゴロゴロ体操