お腹が張った感じがする。コロコロしたうんちしか出ない。便が何日も出ない。これらは一般的な便秘の症状です。しかし、症状が同じでも便秘の原因が同じとは限りません。
今回は便秘の原因をタイプ別にご紹介。自分の便秘はどのタイプか、考えながら読んでみてくださいね。
便秘のタイプは5種類!
まず、便秘の原因は大きく分けて「器質性便秘」と「機能性便秘」の2つがあります。さらに機能性便秘には、「弛緩性便秘」「痙攣性便秘」「直腸性便秘」「食事性便秘」の4つがあるんです。
それでは、それぞれの便秘のタイプを具体的に見ていきましょう。
1.器質性便秘
器質性便秘は、腸の形状異常や病気、手術などが原因で起きる便秘です。生まれつき腸の形に異常があると、便がスムーズに排出されなくなり便秘になってしまうことがあります。
また病気が原因で大腸が炎症を起こしていたり、手術後に癒着が発生したりすることでも便秘になります。
器質性便秘の場合、生活習慣の改善だけでは治療できないため、専門的な治療を受ける必要があります。 |
2.機械性便秘
機械性便秘は、腸の働きに問題が生じて起きる便秘のことです。一時的なものもあれば慢性的な便秘もあり、原因は様々。それでは具体的な4つのタイプを見ていきましょう。
2-1.弛緩性(しかんせい)便秘
通常、大腸は一定のリズムを持ちながら動いています。このリズムによって便が直腸へと流れていくんですね。しかし、筋力不足などによって大腸の運動機能が低下すると、直腸へ流れるまでに時間がかかってしまいます。
そして腸内に留まる時間が長くなるため、便の水分がどんどん腸壁に吸収されてしまうんです。すると便の先頭は水分が抜けてカチカチに。そのため便が硬くなり、思うように排出されなくなってしまうのです。
【改善法】腹筋をする、水分をしっかり摂る
2-2.痙攣性(けいれんせい)便秘
痙攣性便秘は自律神経の乱れによって起こる便秘です。必要以上のストレスが掛かると自律神経が乱れ、副交感神経に緊張が生じます。そのため大腸に痙攣が起こり、便の移送が妨げられてしまうのです。
このタイプの便秘になると、お腹の張りや不快感、残便感に悩まされることが多くなります。
【改善法】ストレスを溜め込まない、規則正しい生活を送る
2-3.直腸性便秘
便意というのは、便が直腸に進入することで発生します。しかし、便意を我慢し続けると、直腸に便が進入しても便意をあまり感じなくなってしまうのです。
その結果便意が起こらなくなることで排便のタイミングが掴めず、便秘になってしまうんですね。別名「習慣性便秘」とも呼ばれています。
【改善法】便意を我慢しない、便秘が来たらすぐにトイレへ
2-4.食事性便秘
食事性便秘はその名の通り、食事が原因で発症してしまう便秘のこと。食物繊維が不足し便のかさが増えない、食事量が少なく便が作られないことなどが原因です。
【改善法】食事量や食物繊維の摂取量を増やす
とはいえ、改善方法がわかっても、すぐには出来ないコトってありますよね。食習慣なんてまさにそう。
食物繊維が足りないからって、「野菜やキノコ、海藻をふんだんに取り入れた食事にしよう!」と思っても、急には出来ないですよね。
食べる量が少ないからって、「おかずを1品増やして、白米もお茶碗1杯から2杯分食べるようにしよう!」と思っても、急には増やせない。
どちらも今日だけとかなら出来るかもしれませんが、継続的にやっていけるようにも思えない。今までの食習慣を急に変えるって、実際はかなりハードルが高いんですよね。時間と根気が必要になります。
しかし、今まで通りの食生活の中であっても、1日に必要な食物繊維の量を摂取できる手段があります。
その手段の最高峰が「青汁」です。「青汁以外ほかに何かあるの?」っていうくらい、食生活を変えなくても必要な食物繊維が摂れる逸品です。
でも、粉っぽさが苦手だったり、そもそも作るのが面倒くさかったりと、手軽さに欠ける部分もあって「結局やめちゃった」って方もいるのでは?
そんな方には、青汁の良質な部分はそのままに、手軽に摂ることができる「食べる青汁」があるので試してみてはいかがですか。
スティックゼリータイプなので水で混ぜる手間もなく、青汁独特の粉っぽさもありません。
今までの「飲む青汁」が苦手だったり、面倒に感じていた方も、必要な食物繊維をおいしく手軽に摂ることができますよ。
便秘のタイプがわかれば改善しやすくなる!
便秘のタイプを5つご紹介しました。ご自身の便秘のタイプを見つけることはできたでしょうか?自分の便秘タイプがわかったら、さっそく改善法を実践してみましょう!